逆巻き工法

PAN WALL 工法は、安全な逆巻き施工により施工中の事故を防止します。

逆巻き施工手順

  1. 0施工前

    施工前

  2. 1基本段(1段目)の施工

    基本段(1段目)の施工

  3. 2次段(2段目)以降の施工サイクル

    次段(2段目)以降の施工サイクル

  4. 3施工完了

    施工完了

順巻き工法

PAN WALL工法は、道路を供用しながら谷側へ拡幅することができます。

谷側拡幅のイメージ

谷側拡幅のイメージ

順巻き施工手順

  1. 1基本段(1段目)の施工

    基本段(1段目)の施工

  2. 2次段(2段目)以降の施工サイクル

    次段(2段目)以降の施工サイクル

  3. 3施工完了

    施工完了

適用範囲・工法比較

適用範囲

適用範囲

PAN WALL 最大高実績 33.8m(1:0.3)北九州市内
PAN WALL 最大高実績
33.8m(1:0.3)北九州市内
VERTICAL PANWALL 最大高実績 16.9m(1:0.0)熊本県内
VERTICAL PANWALL 最大高実績
16.9m(1:0.0)熊本県内

工法比較

  VERTICAL PANWALL 逆T型擁壁+仮設土留め PAN WALL工法(5分勾配)
特  長 本技術は、垂直勾配の地山補強土を構築する技術である。基本段(最初に施工する段)の補強材にかかる重量を基段補助杭に分散することで、次段掘削面の安定性と基本段パネルの沈下を防止しているため、本設の垂直壁の地山補強土を仮設土留め無しで構築できる。 壁面の曲げ剛性と躯体自重・かかと版上の土の重量によって安定を保つ工法である。急峻な谷側に設置する際、現道を確保する制約があると、構造物掘削のために土留め等を設置する必要がある。 5分勾配の地山補強土を順巻および逆巻工法を併用しながら施工する、切土が主体の道路拡幅工事や道路新設工事に適した技術である。順巻き施工の盛土部分にはコンクリートを充填する。
概 略 図 VERTICAL PANWALL 逆T型擁壁+仮設土留め PAN WALL工法(5分勾配)
経 済 性
  • 仮設土留めは不要である。
  • 工事費は最も優位。
  • 掘削土量が多い。仮設土留めが必要である。
  • 工事費は不利。
  • コンクリートの充填量が多い。
  • 工事費はやや優位。
工程・工期
  • プレキャストパネルを使用したサイクル作業で扱う土量が抑制される。
  • 施工日数は最も短い。
  • 土工と土留めに時間を要し、コンクリートの養生も必要となる。
  • 施工日数は最も長い。
  • プレキャストパネルを使用したサイクル作業で扱う土量が抑制される。
  • 施工日数はやや短い。
品  質
  • 定着層(不動土塊)に必要量の補強材を配置し、安定した強土の壁面を構築できる。
  • 岩盤に直接支持させるため、安定した構造物を構築できる。
  • 定着層(不動土塊)に必要量の補強材を配置し、安定した補強土の壁面を構築できる。
現場条件
  • グラウト用ヤードが50~100m2必要。
  • 壁面前面に足場4m必要。
  • 掘削土量が多いため土砂仮置きヤード必要。掘削ヤードも必要。
  • アンカー施工時に、壁面前面に足場4.5m必要。
  • グラウト用ヤードが50~100m2必要。
    壁面前面に足場4m必要。
  • 勾配分、改変面積が大きくなる。
設計条件
  • 各定着層の周面摩擦抵抗値で必要抑止力を満足するように補強材を配置する。
  • 支持力確保のため岩着にする必要がある。
  • 各定着層の周面摩擦抵抗値で必要抑止力を満足するように補強材を配置する。
安 全 性
  • 逆巻き施工のため、高所作業が少ない。
  • 壁面工、アンカー工は高所作業が発生する。
  • 逆巻き施工のため、高所作業が少ない。
総合評価

※この比較表は一例であり条件毎の検討が必要です。

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